2015年5月3日日曜日

良い音を出すために一番!意識してほしいこと。。。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


人の意識やイメージ、印象って

伝わりますよね。


例えば、ああこの人今怒ってる!


とか、


優しいひとだなぁとか


本当にうれしかったんだなぁとか...



人の感情や意識って、言葉にしなくても


伝わりますよね。



いま、うちにも小さな赤ん坊がおりますが、


その鳴き声や表情から

母親はその意図するメッセージを受け取ることができますね!



太鼓も同じです。


演奏する人の意識やイメージが


そのまま太鼓に伝わり“音”となるんですよ。



伝わっていますでしょうか?



だから、どういう意識を持って太鼓の前に立つか!



これがめちゃくちゃ大事なんです。



自分勝手な人。


傲慢な人。



あなたの周りにいませんか?



そういう人の言葉やメッセージは

正直あまりまともに受けたくない。



そう感じませんか?



太鼓の演奏も往々にしてこういう事が起きてしまう場合があります。



自分勝手だったり、自分よがりだったり

傲慢、強引な意識で太鼓の前に立ってしまうと


そのままそれが“音”になります。



そういう“音”はずっと聞くのはつらいですから
人にあまり伝わりません。



では、どうしたらよいのでしょうか。



それは、


自分勝手ではなくて、まず

目の前にある太鼓とつながるという“意識”を持ってください。


イメージでよいのです。



どうしても、目の前に“太鼓”があるにもかかわらず、


“自分だけ”

になってしまう傾向があると私は感じています。



今日は具体的なよい方法を1つお伝えさせていただきます(^^)



みなさん、太鼓にとって良い音を出すために

何を意識していますか?



バチを持って、太鼓の前に立つと
目の前に“白い皮”が見えますね。



そして、そこを叩きます。



だからどうしても、目の前にある皮に意識が

集中してしまう事が多いんですね。



もちろん皮を叩くことで音が生まれるのですが、

良い音を出すためにはさらにその先に意識を
つなげてほしいのです。



それが、ここ。





そう、胴です。




胴にそっと手をあててみてください。



そして、皮ではなくこの手のひらで感じた“胴”を鳴らす。


そうイメージして太鼓と向き合ってみてください。



このイメージ、意識があるないだけで


絶対その先にうまれる“音”が変わります。




目の前にある皮だけにしか意識できないという事は、


言い変えれば“自分勝手”みたいなもんです。



自分の言いたい事だけ、自分のやりたい事だけを

皮にぶつけてしまうのです。


リズムや、テンポはそれでも作れますが

心打つ良い音はうまれません。



そっと、胴に手をあてて太鼓を叩いてみてください。


すると、太鼓は胴から音が生まれていることに気付くはずです。

胴に手を当てて意識を集中してみてください(^^)/




意識やイメージは伝わるのです。



目の前にある皮にとらわれず、

胴を鳴らそうと意識したとたんに叩き方や
太鼓への向き合い方、姿勢、そしてその先の“音”が絶対に変化しますから。



良い“意識”と良い“イメージ”を
持って太鼓と向き合ってください。


そうすれば、その先に広がる音は

とてもとてもすばらしい波長となって


多くの方々に幸せを運んでくれる“音”となるでしょう。