2015年10月11日日曜日

“音を奏でる”ではなく“音を作る”そんな意識がその先につながっていく。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


雨の日曜日の朝ですね~

みなさんいかがお過ごしでしょうか(^^♪



昨日は、午前中は幼稚園創立記念公演

夜は、結婚披露パーティーでの公演でしたが


今日はお仕事です(^^)/


走り始めて、体力だいぶ自身がついてきましたが
それでもダブルヘッダーは疲れますね~



さて、先日こんな太鼓が修理に入ってきました。




この太鼓非常に小さいのです。


口径26㎝高さ32㎝ほどのくり貫き胴。



一見、なにも変わりなく見えますが

この太鼓の胴の材質は、太鼓でよく使う一般的な素材ではなく



おそらく杉かひのきではないかと思うのですが
正直、胴としては使わない材料だけに特定が難しいのです(>_<)





いろんな太鼓がありますね~


地域地域でやはりその地にあった素材を活かした
モノづくりというのは基本的な考え方です。


例えば、ここ地元岡崎は昔から良い石が採れることから

石の産地で多くの石屋さんが存在し、日本唯一の石の専門学校まであります。




この太鼓は、ちなみに鋲打ちの太鼓ではなく

桶太鼓のように皮を調べ(ひも)で締め上げるタイプの仕様です。




修理を終えたこの太鼓は

こんなかわいらしいフォルムになりました(^^♪





片手で持てちゃうくらい小さな太鼓なのですが、
やはり胴が桶ではなく、くり貫きということで

独特の芯と深みのある音色に仕上がりました!


デジタル音源では、実際の心地よい音色が
お伝えできないのが残念ではありますが、

せっかくなので動画アップしてみます(^^♪






どこまでいっても音作り。


結局太鼓は、“音を作る”楽器。


それは職人としての意識ではなく、


太鼓作りも、太鼓を演奏するときも私は同じ意識です。



“音を奏でる”ではなく“音を作る”



だって、音階やメロディーがあるわけではなく

“音”そのものをメッセージであり言葉として伝える楽器ですからね



演奏者であれ“音を作る”という意識が

その先に伝わる音へと必ずつながっていくと思います(^^)/



今日も良い休日を(^^♪