2016年2月10日水曜日

“正直”はゴマかせない。

こんにちは、六代目彌市です^ ^

インフルエンザがますます流行してますね〜

みなさん大丈夫ですか?

我が家は次男坊がようやく復活し
今の所、家族に感染ることなくホッとしてますが・・・

油断大敵。

季節の変わり目で体調崩しやすい時期でもありますから
皆様もどうかお気をつけて!

さて、昨日も桶屋修行でした^ ^



第1号機は、1尺6寸の担ぎ桶。

現在、1号機は音の様子や耐久性、強度、品質をチェック!
私自身が使いながら^ ^テスト中です。

テストとは名ばかりで、
桶から、皮作り

すべてを一貫して生み出した
太鼓が嬉しくて嬉しくて^ ^

ワクワクしながら太鼓楽しんでますわ(^-^)


そして、いよいよ第2号機の製作にかかりました!

第2号機は、1号機より
サイズを大きいものを作ろうと

2尺6寸サイズに挑戦です!


右も左もわからなかった1号機にくらべ、

一通りの流れが理解できてきたおかげで、

少し落ち着いて、焦らずじっくりと
やっていこうと思えるようになりました^ ^

“地道”が“近道”と先のフルマラソンでも
学びましたからね笑

桶作りには、様々な特殊な道具が必要です。

そんな道具を今日は一つご紹介しましょう!

こちら>>>




長さ約2メートル!

幅20センチほどのケヤキの一枚板。


そして、その中央にカンナの刃が出ています。


どうやって使うかと言うと、

桶の板、側面を角度をぴったりと揃え
このカンナを使って削っていくんです。




一枚一枚、丁寧に角度をぴったりと削っていかないと、

つなぎ合わせた時、隣の板とピタッとくっ付かないのです。


そして、この道具の名前は“正直台”と言います。

削ってる途中で角度がブレてしまったらダメ、、、

“素直”にまっすぐとついていかないと

板は当然、“正直”に仕上がらないのです。

万が一、この一つひとつの作業を“ゴマかす”ことをしたら

桶はきちんとひとつにつながらないのです。




“正直”はゴマかせない。

人間関係も、モノづくりもやっぱり同じわけで・・・


誰も見てないからといって、ゴマかして過ごしていると

いずれはどこかでその“ひずみ”がやってくる。


最初は、うまくゴマかせたように見えても

必ずその“ひずみ”は後から返ってくるんです。


基本的にせっかちな性分で、

なんでもかんでもすぐに答えを求めたくなってしまう
私には、ずいぶんと良い精神修行になっているようです^ ^

焦って結果を求めたところで、
良い結果につながることはないですね。


時間はかけるものではなく、

時間はかかるものなのかもしれません。

今日も、地道を一歩ずつ
頑張ります^ ^

今日も素敵な一日を(^-^)