こんにちは、六代目彌市です(^^♪
いよいよ、三六-SABUROKU-
胴からすべて自社による製作が軌道にのり始めました(^^♪
この1月から桶づくり修行をはじめて、
半年が経とうとしていますが、
日々の役割プラスで新たにのしかかってきた
仕事なだけに、正直心も身体もパニック寸前で( ;∀;)
桶づくりが順調に進む一方では、
おろそかになってしまった仕事もあり、、、
ここのところいろんな方にご迷惑かけてしまっています(*´Д`)
それでも、失敗を恐れず覚悟をもって取り組んでいる桶づくり。
そこには、私がいつもどんな事があっても
大切にしている思いがあるからです。
それは、“伝統を守り、伝統を創る”ということ。
これは、わが社の経営理念なのです。
では、私達が大切にしているその“伝統”は、
どうしたら守ることができるのでしょうか???
“守る”ためには、
必ず必要な要素が一つあります。
それは、“知る”ということ。
だって守るべき相手のことを知りもしないで
そもそも守ることなんてできませんね。
何を守ればよいか分からなければ、
守ることなんてできません。
私は、その守るべきものを
歴代の彌市が作ってきた太鼓や、
また、各地に受け継がれてきた古い太鼓からその答えを
教えてもらいました。
決して“カタチ”や“見た目”の話ではないんです。
そもそも和太鼓とは一体何なのか?
和太鼓の本質に迫る深い世界の話なのです(^^♪
温故知新、故きを温ねて新しきを知る。
太鼓の場合は、先にも言った通り、
見た目やカタチではなく
その先にある“音”が私に答えを教えてくれました。
だから、私の場合のたずねる先は“音”ですから
“温故知新”ではなく、“音鼓知新”なのですね(^^♪
物事には、
姿カタチの見た目と中身が存在します。
私達人間も同じで、
“身体”が姿カタチ、見た目だとしたら
“心”がその中身です。
どこか表面的で、薄っぺらい社会になりつつ
あることに懸念を感じますが
それは、人々の判断基準が
どうしても姿カタチ、見た目の判断しかできずに、
その中身、心を理解しようとしないからだと感じます。
物事の本質というのは、見た目やカタチではないので
目には見えないのです。
見えない深いところにありますから、
本質がきちんと見えるようになるには
感じる心が必要です。
私は古き伝統から、その大切にされてきた答え、
本質を感じました。
“守る”ためには“知る”こと。
本質を知ることができれば、
未来に向かって歩む道がおのずと見えてきます。
私たちの掲げる、伝統を創るということは
言い換えれば、本質を創るということなのです。
桶づくり、
小さな一歩ですが、
この一歩がこの先私たちにとって
大きな一歩になると信じて、今日も頑張ります(^_-)-☆