2016年5月5日木曜日

“音をつくる”とは“音をつなぐ”ということ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日は5月5日端午の節句。


各地で五月晴れのさわやかな風にふかれる

鯉のぼりを見ることができますね~!!



そんな今日は、

鯉ものぼりそうな、長~い桶太鼓作ってます(^^♪








これを、今やわが社の塗装職人として

右肩上がりの( ;∀;)慶さんが


美しい木目に仕上げてくれました~!!





さぁ、ここまできたら

いよいよこの太鼓用に製作した皮を組んでいき

いよいよ感性の時を迎えていきます。






私の仕事は何でしょうか??


太鼓を作ること。


もちろんそうですね。



でも、単に“太鼓”というモノを作っている訳じゃありません。


“太鼓を作る”ということは、“音をつくる”

という事です。



さらに、“音をつくる”とはいったいどういう事でしょうか??


私はどのように“音”を作っているか。


いつも大切にしている感覚があります。



それは、“音をつくる”とは“音をつなぐ”ということです。



一つの完成した太鼓を生み出すまでに、

様々な作業や様々な工程がありますね。




一つ一つの作業、

一つ一つの素材、

一つ一つのパーツ、



これがすべて一つにつながって

はじめて“深い音”は生まれるんです。



不思議なことに太鼓さんは、


私が10の事を理解しながら音をつなげていくと

10の深い響きを生み出してくれるんです。



昨日までは10だったけれど、

今日新しいことを1つ発見し、気付いて


11の事を理解できるようになると

11の深い響きを生み出してくれるんです(^^♪




そうやって音のつながりが増えていくと、


自然と周りの人も巻き込むような深い音になっていくんですね~。


私が目指す最終の活きた音というのは、


人と人、人と自然をつなぐ音。



まだまだ今は10かもしれない。


でも明日は11を目指し


来年は20を目指し。


そうやっていつか多くのモノ、人、自然をつないで

生み出す深い音作りたいな~(^^♪


今日も素敵な一日を(^_-)-☆