2016年5月3日火曜日

正しさよりも楽しさを。

こんにちは、六代目彌市です(^-^)

最近は、世界のトップアスリートや

あらゆるジャンルでトップに立ち活躍する年齢も
10代の若さでというのが珍しくなくなってきましたね〜。

オリンピック選手だって、
金メダリストだって10代で世界のトップに立つということが
決して珍しくないです。

そんな中、8歳でショパン国際ピアノコンクールでアジアを制し
5年連続優勝し、12歳の若さでプロデビューした

若きピアノの天才奏者、牛田智大くんの言葉が印象的で

同じ音楽なだけに、あぁ太鼓の演奏にも通じる話だなぁと
感じた言葉がありました。


それは、“正しさよりも楽しさを”


ピアノの世界のことは私は正直まったく素人なので
わかりませんが、

クラシックの世界はやはり格式や伝統があり
表現するのは、もちろん現代奏者ではありますが

その音、音楽性、表現というのに

よくも悪くも、様々な“評価”というのが
ついてまわるそうです。

そりゃ〜そうですよね♩

クラシックの世界には、きちんとした“楽譜”というのが
残されているわけで、

そこに、作曲者の“意図”やメッセージが書かれています。

そんな伝統と格式の世界にありながら、
牛田くんは、

“正しさよりも、楽しさ”を大切にしている。

そうお話しされていました(^-^)


楽譜通り、引けばよいのであれば

人間じゃなくても、ロボットでもできる時代。


人が人のために何か“メッセージ”をその“音”を
使って表現したいのであれば、

やはり、演奏者自身の“心”がその音に現れなければ
ひとには伝えられないんだと思います。


先日、息子たちのチームの練習にたまたま
遊びに行った時、

新曲の練習をしてました(^-^)

指導していたのは、私ではなく、私の妹です(⌒-⌒; )

この日は、初めて新曲を練習するという日でありながら

本当にみんなこれ初めて叩く曲なの?

そう感じるほど、大人も子供たちもみんな
表情からあふれるほどのエネルギーを放ちながら

イキイキ!して練習してるんですよ〜(^O^)




どうしてこんなに楽しそうに、みんなイキイキ!
してるんだろう???

そう思って練習を見ていると、

新曲でありながら、みんな楽譜を一切見ずに
練習してたんですね♬


みなさん、経験ありませんか?


新しい曲をはじめるって聞いてたら、
まず“楽譜”がないと叩けない。。。


当然そう思いますよね。


でも、新曲で最初から楽譜を与えられてしまうと

“リズム”を間違えないように叩くことばかりに
集中して練習が続いてしまいます。

これでは、相手の心と心どころか、

目の前にある太鼓と自分の心でさえ
大きな大きな壁ができてしまいます。

それをわかっている彼女は、

最初から楽譜を与えることをせず、

まず目の前にある太鼓と自分が繋がって、

そして、周りにいるメンバーと“音”で楽しむ♬
そうやって曲作りをサポートしながら指導していました。


だから、伝わるんですね〜。

たかが、練習でしたが感動したんですよ私は(^-^)

それも、新曲ですからね、
リズムも当然間違えるし、体にだって
入りきってませんが、

心にはその音が素直に入ってくるんです。


“正しさよりも楽しさを”


演奏者自身が楽しいって心から思えないことは
当然その先にいるお客様に届くわけがないですね。

作り笑顔でも当然なく、
心から楽しんでいる皆さんのイキイキした表情と音は

本当に、人の心にたくさんのエネルギーを
与えることができるんだ!

そう思えた瞬間でした♬


今日もワクワク楽しく!素敵な1日を(^O^)