2018年1月19日金曜日

先人たちが残してくれたモノ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)

昨晩の、
奇跡体験アンビリーバボーで放送された

小豆島のヤマロク醤油さんの
感動を通り越した、実話ヒストリーを見て

涙が止まりませんでした、、、




ご縁あって、

私も昨年このお桶作りの現場で
勉強させていただいた事もあり、


またヤマロクさん同様に
同じく「伝統」に関わる身として、


勝手ながら、自分と重なる部分も
たくさん感じながらテレビを見ていました。


ヤマロク醤油の現五代目当主である
山本康夫さん。


代々受け継がれたその「伝統」を
守るということは、

「今」に生きる自分だけの使命では決してない、、、


自分たちの役割を「駅伝」に例えて
受けたバトンを次の世代へと、、、、

そんな強い想いを涙ながらに
語られていた事がとても印象に残っています。




私も、いつも同じことを
感じさせていただきながら

今の自分の仕事をさせていただいています。



だって、今私がやっている仕事の

何一つとっても、


自分だけで実現させられた事なんて
ないからです。


全ては、先人たちからのその「バトン」があったから、、、



桶作りの技術は、
私の大切なたった一人の師匠から学びました。




そして、

桶作りに欠かす事ができな
職人にとって「命」とも言える大切な道具は、

今は亡き、

秋田伝統工芸士である五十嵐さんから
全ていただいきました。


五十嵐さんの工房↗︎







ヤマロク醤油の山本さんも
テレビでお話されてましたが、

私たちがやっている「今」の仕事の
答えというのは、

2年先、3年先と言う
短い将来のためじゃ決してない、、、、


経営計画は、年の単位じゃなくで

世代の単位まで先を考えて

今の私たちが、「未来」に生きる
子孫のためにできる事を考える、、、、


そうお話されてました。


じゃあ、
なぜ??


そのようなヤマロクさんの「考え方」だったり
「想い」と言うのは生まれるんでしょうか???



私は、それこそ

先人たちが残してくれたタカラ「知恵」だと
思っています。



私たちの今やっている事って、
その結果が出るのは


100年先、
200年先なのです。


これは、三浦太鼓店
初代三浦彌市が残してくれた太鼓です。




この太鼓ももちろん現役。

150年の時が経とうとも
その「音」でたくさんの人に幸せを送り続けているんです♬


こういう太鼓を目の当たりにした時、

あぁ、そうかと、、、


自分が今、

世の中に新たに生み出そうとしている
太鼓たちも、


こうやって作っていけば、

100年
200年と人々に必要とされ続けるんだと、、、


目の前にある
残された古い太鼓が教えてくれます。



時々、人間は傲慢で自分勝手な生き物なので


今の自分があるのは自分一人の力だとか、、、

人以前に「自然」の大切さを
見失ってしまったりとか、、、、


私だって当然そうなってしまうことあります。



でも、やっぱりそうじゃないんだなって、



時折、思い返してみて


今の自分がなぜ?存在できているのか、、、

今自分がなぜ?それができているのか??


そういう大切な事を
いつも忘れないでいたいと改めて強く感じました。


私が日々作っている
桶作りの作業場には、

そんな五十嵐さんからの
偉大なメッセージが掲げてあります。




習得したその「技」は、

あなただけのモノじゃない。


その「技」を使って、

あなたは世の中にどんな役立てる人になれますか???


そういつも説いてくださるんですね。


本当に感謝です。



それでも残念ながら
五十嵐さんや偉大な先人たちに、

もう直接返すことはできませんので


私ができることは、

その受けた「恩」というタスキを
次の世代へと繋げていくこと。


まだまだやれること、
やるべきことがたくさんあるようです。



来週月曜から
ヤマロク醤油さんへ今年も
大桶作りに参加させていただいてきます!

益々今年は
楽しみです(^^)


今日も素敵な1日を^_−☆