昨日は例の団体ツアー客がご来店くださいました!
今回は、なんと33名!?
親父とふたてに分かれて説明(^^
常に密着しながら仕事しているので
私達は狭い事には慣れっこ(笑)ですが、
さすがに人口密度高かったですね~(^^
これもご縁です!ご来店ありがとうございました!(^^)!
さて、ご縁と言えば
先日修理に入ってきた、岐阜県恵那市串原村の古い太鼓。
張替修理のため皮をはずしたところ・・・
何やら銘が書かれています
胴内には2つの貴重な銘が残っておりました。
1つ目は、
明治38年9月7日 三州岡崎町大字横町
太鼓製造商 三浦彌市
とありました!(^^)!
三州岡崎町大字横町とは、現在の岡崎市本町通りの辺りの事。
立派な花押(かおう)も書かれていました。
➟花押とは、署名(サイン)です。
これが太鼓に三浦彌市の花押
2つ目の銘は、
昭和10年9月にふたたび当店で張替修理をした記録。
昭和10年9月両面張替
岐阜県恵那市と岡崎・・・
一見なんのつながりもないように思いがちですが、
実は!太鼓、祭りという文化から見ると、多くのつながりがあることに気付くんです(^^
その理由は、“矢作川”。
岡崎を流れる矢作川は上をたどれば、岐阜県恵那までたどりつきます
昔の人々は、今みたいにひょいと高速乗ればどこでもいける
という時代ではないので、大きな海や川というのが生活の軸でしたね
恵那市串原村には、伝統芸能中山太鼓が今なお継承されていますが、
この太鼓のスタイル、使う太鼓が三河地区沿岸部で盛んな打ち込み囃子と
とってもよく似ているんです。
たぶんご本人たちはその事はまったく知らないと思いますが(^^
そういう土地や歴史の背景を、太鼓から感じられることも
とても楽しいですね!
ワクワクします(^^♪
今回も、五代目彌市の手で
あらたな息吹が吹き込まれた串原の太鼓。
また次の世代へバトンがつながりました!(^^)!
張替修理を終えた串原の太鼓。