雨上がりの金曜日。
今日はお天気になるかな~
さて、みなさん太鼓に唄口“うたくち”と
呼ばれる“音”を作る上でとても大事な場所があること
ご存知でしょうか??
太鼓の唄口
唄口とは太鼓の皮を張る際に
皮と胴が触れる場所の事をいいます。
笛なんかでも口を当てて吹く穴の事を
同じく唄口と呼びますね~
まさに“音”を作る上でとても大事な部分。
私の感覚で言うとこの“唄口”は音を作るではなく
“音をつなげる”場所。
笛の唄口は、人の口と笛とをつないでくれるところ。
太鼓の唄口は、太鼓の皮と胴をつないでくれるところ。
そして、
このつながりが深くなればなるほど、
楽器としてのパワーが膨らむんですよ!
不思議ですね~
何でも一緒ですね。
関係性の深い関係のモノ同志って
やっぱり関係の薄いモノ同志よりパワーがありませんか?
・あかの他人より家族を守る力。
・あかの他人より普段から共にするチームのチカラ。
関係性が深くなればなるほど
人もモノもそのパワーが強くなります。
その事に気付いてからは、
太鼓作りですべての工程がもちろん大切ですが
この唄口を作る事に対して
とても神経を集中させて作業するようになりました。
ただキレイに仕上げるわけではなく、
ちゃんと“つながり”を持てるよう優しく接して上げるのが
私のモットーです。