2015年3月9日月曜日

そうだ!京都へ行こう^ ^

こんにちは、六代目彌市です^ ^

瀧山寺悠久の五節句、
上巳の節句を終え・・・

その余韻に浸る間も無く京都入り。

今回は、伝統工芸の世界で
話題をさらう和傘では日吉屋さんと
茶筒の開化堂さん二軒の老舗企業へ
視察に伺いました。

和傘日吉屋さん西堀社長

茶筒の開化堂さん




いずれの会社も100年を越す
老舗企業。

ただ、今でこそ注目と世界中から
様々なニーズを集める両社ですが

時代のニーズがあわず
一時は廃業寸前だったそうです。

それが今や世界に羽ばたくブランド企業に。

両社、いずれの社長さんも
業種は違えど言っていることや
取り組み、姿勢、情熱は全く同じでした。

伝統工芸とは、言葉だけ聞けば
素晴らしいです。

でも、いくら素晴らしいモノや
素晴らしい技術があっても
そこにニーズがなければ生きていけない。

これが“現実”です。

時代を紐解くと、いつの時代も
先人達は、時代のニーズを作って
きたんです。

だから今なお生かされる“伝統”と
なっている。

伝統工芸品と言うのは何も特別な
モノでも何でもなく、
人々の日常生活に必要不可欠な
日用品なんです。


日吉屋さんは、和傘としては
ニーズが薄れた時代に合わせ
その技術と素材を武器にデザインシェードを手がけ成功されました。

和傘は古い印象でも、明かり業界からしたら斬新だった。

開化堂さんは、本来日本茶だけを
入れる目的から離れ、世界の
紅茶やコーヒーに目を向け発信。

更に今やそれ以外の目的の容器も
手がけているそうです。


現代社会において、人々の日常生活に
“合わない”と言う事実をきちんと
受け止めるだけでなく、

老舗という信頼と技術、強みを活かした革新。

言葉で言うのはメチャクチャ簡単。

でも実際に行動することは
メチャクチャ難しい。

だって、長年その世界にどっぷりだと
時代のニーズを客観視できないから。

社会が言ってました。

もう100年茶筒をつくる為に
チャレンジしているんだ!と。

モノ作りへの情熱とチャレンジする
気合いを十分いただき刺激的な京都から帰ります^ ^

分かるな〜


100年残したい気持ち。

確固たる自信と確信、世の中を
幸せにできる愛がそこには
確かにありました。