2015年12月5日土曜日

伝統を守るってどういうことだろう?

こんにちは、六代目彌市です(^-^)

今日は、NHK教育テレビで
三浦太鼓店をご紹介いただきました!


今回の番組テーマは、まさに普段の仕事のテーマそのもの

“伝統を守るってどういうことだろう?”


そんな投げかけから番組はスタートしました。



伝統文化、伝統芸能、日本の伝統、、、


そうですね、日本人であれば誰もが聞き慣れた
伝統という言葉。

ニュアンスでは理解できても、

伝統という言葉の本当の意味まで考える機会は
それほどないのではと思います。


番組でも言葉で伝えてくれていましたが、

私は“伝統”というものの答えをいつも
探しにいきます。


そして、その答えというのは
どこに行けばあるのかというと

すでに現代まで長い間受け継がれた“文化”や、“モノ”の中に
その答えがあるんです。


それは何百年という時を超えて現代まで受け継がれた
古い太鼓だったり、、、



人の心と心、魂が伝えつながる文化だったり、、、




番組でも紹介くださいましたが、
言葉にすれば“温故知新”。


古きをたずねること、とても大切だと感じます。

では、その古きの何をたずねるのでしょうか?


それは、古き良きモノの中に宿る“知恵”や“精神”、

魂そのものです。



決して見た目の型やカタチを真似するということではありません。



見た目やカタチというのは、表面的な部分で
現代においてはそれは誰でも真似できます。

便利な世の中ですからね〜
最近では人でなくたって3Dプリンターで

いとも簡単にそっくりそのもののカタチを
再現できてしまいます。


でも、いくら見た目やカタチが真似できても

決してコピーできないもの、、、


それが先人たちの“知恵”であり“魂”なのです。


少なからず、その大切な部分に触れさせていただくことができる
幸せな環境にいる自分だからこそ、

この想い、精神を伝えていきたい・・・

それが自分にあたえられた運命であり役割なのかと。


かっこいいことばかり言っても
まだまだできないことばかりですし、

失敗ばかりですし、満足に働く環境も
整えてあげられませんが

それでも、私の心を豊かにしてくれた
先人たちの知恵で、

私もたくさんの方々の心を少しでも
豊かにできたらと願うばかりです。

テレビをご覧いただいた多くの方から
メッセージを頂戴し本当にありがとうございました!

ある、東京の方からのお電話で
今、私の目の前にある太鼓は明治25年三浦彌市と名が入ってます!

と、大変嬉しいお電話もいただきました(^-^)

時代をこえ、時をこえ、距離をこえて
受け継がれた太鼓、魂が今も生きていることに

本当に嬉しく思います。

まだまだ精進。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


追伸。

妹、しーしは全国ネットでも
やっぱりスッピンでした笑