こんにちは、六代目彌市です(^-^)
毎日、日課にしているブログも
ろくに更新できないほど
ここ数日バタバタとしており
“時間”に追われてました(⌒-⌒; )
書きたいこと、
伝えたいこと、
たくさんあるのに、
私たちが生きる人生にはどうやら“時間”というのが
限られているらしい。
先日、“世界一貧しい国の大統領”として
現在世界中で話題のウルグアイ前大統領
ホセ・ムヒカ氏がテレビでこんなことを言ってました。
“何のための時間でしょうか?”
日本人調査で、今あなたが一番欲しいものの
第1位が、“時間”だったそうです。
経済大国日本、モノ、安全、お金、発展、最先端、
現代に生きる私たち日本人は、
物質的にはとても豊かになりました。
しかし、物質的な豊かさと“心の豊かさ”は
どうやら少し違うようです。
ムヒカ大統領は、あなたがた日本人が
欲しているその“時間”というのは
“使い方”が何より大切だと訴えています。
もっともっとお金が欲しいから
ただ働くためだけに“時間”を使いのでしょうか、、、
もっともっと地位や名誉が欲しいから
ただただ何事もかえりみず、そのためだけに
“時間”を使うのでしょうか、、、
本当の豊かさとは、地位や名誉、
モノやお金ではなく
まさに一分一秒刻々と進んでいる
“今”その瞬間の心の在り方にあるのかもしれません。
ムヒカ前大統領はこうも言ってました。
“日本の若者は、お年寄りたちよりも幸せなのか?”
我々日本人の暮らしが、
あまりに西洋化され、本来の日本人の知恵や“ルーツ”を
見失ってはいないか?
というムヒカ前大統領の嘆きでした。
確かにそう思います。
日本の現代社会は、あまりにも西洋化されて
しまった為に、現代に生きる私たち日本人は
そもそも、何が西洋化で何が本来我々
祖先が培ってきてくれた文化なのかという
“区別”さえできなくなってしまっている。
そういうルーツや文化を見失った状態で
さらに追い討ちをかけるように、
私たち日本人はどんどん“孤立化”していってしまっています。
生涯、独身でも生きている日本社会となりました。
核家族、ルーツを知り伝えてくれるお年寄りとの
関わりが無くなってしまいました。
地域社会、地域コミュニティとの
関わりが薄れ、お隣さんの顔も名前も知らない
世の中になってしまいました。
そう、現代社会はたとえ“孤立”しても生きてはいけるのです。
我々、現代日本人は、
お年寄りたちよりも本当に幸せなのでしょうか?
生き方の知恵、
暮らしの知恵、
人生とは、、、
そうした生き方哲学というのは、
やはり多くの人たちとの豊かな“関わり”の中でしか
実感できないのではないでしょうか?
ちょうど、今私が修行に伺っている
桶職人の師匠はおん年83歳ですわ〜
日々、桶作りそのものの技術はもちろん
習うのですが、
実は師匠との時間というのは、
それだけではありません。
私が限られた時間の中で、
早く一人前になりたいものだから
一生懸命1日も早く!
そうやって頑張ろうとすると、
師匠はふと、そんなに頑張るな!
と言います。
そしてすぐに仕事そっちのけで
一服しようと言います笑
その言葉に、私はハッとして
頭でっかちになっていた考え方や焦りが
ふと緩んでいくのがわかるんですね。
きっと、焦っても仕方ない、
心のゆとりこそ、暮らしの豊かさであるということを
何よりわかっている師匠からの助言だと
私は痛切に感じました。
そして、この1月から4月までの約4か月の間で
一通りの行程は教えてもらうことができ
もちろんまだまだサポートいただくことは
必要なのですが、
ここからは少し自分自身で工夫を
しながら挑戦していくことになった私に
師匠はこう言いました。
私は、生きているうちにたくさん
良い“思い出”を作りたい、ただそれだけだ。 と、、、
この言葉を聞いて、
私の心には大量の涙が溢れてました(T ^ T)
“思い出”というのは、心に刻まれた“感動”。
思い出は忘れません。
思い出は人から人へと伝わっていく。
決してモノや形として残らなくても、
心に刻まれた大切な想いというのは残され
受け継がれていく。
だから、世のため人のためになることを
して生きていきたいんだという、師匠の言葉でした。
我々、現代日本人はとにかく忙しい。
そのあまりにも忙しい社会に飲み込まれ
本来の日本人としてのルーツ、
一人の人間としてのルーツそのものを
見失ってしまっているのかもしれない。
何のために“時間”を使うのか?
誰もが、より豊かで幸せな日々を暮らすための
平等な時間は与えられているはず。
生き急ぎたくなる、
そんな時は、
そんな時こそ、
ちょっと一服してゆっくりと私自身の心の声に
耳を傾けてみることも
とっても大事なことなんだろうなぁと
感じました(^-^)
今日も、ゆったり
豊かな1日を過ごしたいですね!