2016年4月19日火曜日

目的と目標はどうやら違うらしい。

こんにちは、六代目彌市です。


日々、熊本震災の報道に心を打たれております。


直接的なチカラになることができず、

ただただTVの中の傍観者でしかない自分自身ですが


昨日のあるニュースに心が痛みました。


それは、関西テレビのお詫びメッセージ。


以下番組ホームページのお詫び文章引用します→






このお詫びを見て、報道マスコミはいったい

何のために現地に入り取材しているのか?


そんな疑問を感じました。


これは、東日本大震災のときも

同じようなことが大きな問題となって残されています。


「被災地で中継車が支援の邪魔になる」

「インタビューする場をわきまえず我先に、
 特ダネだと思って中継や取材に殺到する」



報道マスコミのお仕事は、

いったい何のためにその情報を報道する必要があるのでしょうか?



自分たちの特ダネのためでしょうか?


我先にビックニュースを届けるためでしょうか?



違いますね、


正しい情報を提供し伝えることだと思います。




これが本来の“目的”なのですから、


被災地では、やはり被災された方々の心や環境を

まず第一に考え行動することが大切だと思いました。



支援の妨げになる行為というのは、


誰よりもはやく大きなニュースを取り上げたいという

自分たちのことしか考えていない行為です。



人は、目的と目標を誤るとこういうことになる、、、


以前にそんな話を聞いたことがあります。



目標というのは、数字上の目標だったり

売り上げだったり、順位だったりしますね。



一方目的というのは、

“何のために”それをするのか?

ということになります。



実は、目標よりも目的の方が

とてもとても大切なことなのです。



われ先にビックニュースを届けることは

単なる目標。




一時期、食品偽装問題などでも社会問題になりましたが


これだって、売り上げや数字という目標、ノルマをクリアするために


本来、消費者に安全安心な食物を提供するという目的が

見失われてしまった結果です。



たくさんの方々が困っているわけですから、

その方々のためになることをする。


その方々の妨げになる行為は、本末転倒ですね。



本当の支援とはいったい何なのか


今一度考えていかなければなりません。