2016年12月11日日曜日

徹底検証!?一つの太鼓に関わる職人の数は何人??教室では教えてくれない太鼓のお話。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


かねてより、取り組んできました

来年新春に完成を目指しています

四尺の大締太鼓!


まだ製作途中ではありますが、

先に名前が決まりましたーーーー!!!



はい、こちらです↓





『鼓路和ーKORONA-』


はい、ご存知太陽のコロナから名前を由来しました(^^♪



地球を含め、この宇宙に爆発的なエネルギーを

注ぐ太陽コロナ。



聞く人、周りの人たちにそんな大きなエネルギーを

与えられるような大太鼓になってほしい、、、


そんな願いを込めました!





さて、これだけの大きな太鼓がお蔭様で

自社で作れるようになってきましたが、



このたった一つの太鼓が完成するのに

いったいどれだけの職人が関わっていると思いますか???



今日は、せっかくなので

この鼓路和ーKORONA-が誕生するまでに


どれだけの方々が関わっているか!?



それをすべてご紹介したいとおもいます(^^)/



まず一番手は、わたくしから!


はい、桶胴ですね!





私が作っているのは、

この太鼓の心臓部ともいえる胴!



そして、私がなぜ今この桶が作れているのか


それは、ご存知の通り五十嵐さんとの出会いであったり


五十嵐さんから授かった大切な道具たち



直々に桶づくりのノウハウのすべてを

さずけてくださった、師匠との出会いあってこそなのです。


何より大切なことを教えれた師匠




さらに、

秋田より杉材を提供くださる秋田林業さん
秋田より届く杉材



そこから、さらに

桶胴の細かなサイズに合わせて

製材してくれる、高校からの同級生である加藤建具さん!

細かく製材してくれる加藤建具さん!



胴だけでもまだまだありますよ~





はい、桶胴には「タガ」がと呼ばれる

竹が必要です。

タガを組むのは私の仕事ですが、竹の素材そのものは



この竹は滋賀県にあります代々続く竹松さんから

提供いただいています!



先祖代々続く竹松さん!



はい、胴だけでも

すでにこれだけ多くの職人が関わっているのです( ;∀;)



続いてどんどん行きますよ~!!

ついてきてくださいね~( ;∀;)



次は、皮!


皮作りは、現在急成長の

新人日置君!がんばってくれてます(^^)/





昨年の春に入社し、

今では大きな太鼓から小さな太鼓まで

締太鼓系の皮はすべて作れるようになりました!



そして、この皮を作る際の素材も

またまたいろいろあります


まずこちら↓



これは縫い糸となる“本麻”の繊維です


この麻を栽培してくださる農家の方々、



そして、

この繊維から細かく割いて「糸」になるように

寄り合わせるのは、自称麻糸師と名乗る( ;∀;)


妹のしほです~(^^





糸づくりひとつとっても、

丈夫で縫いやすい糸を作るまでに

熟練の修行が必要なのです!





そしてそして、

皮作りにもうひとつ欠かせない素材がそう金輪です。




皮のふちはこのような鉄のリングを使っていますが


この鉄リングも、地元の井本鉄工所さんの

職人技によって作られています!





さて、まだまだいきますよ~


完成した胴を用品価値をぐーーーん!と

高めるべく美しい塗装をしてくれる


わが社の塗装職人である慶さん!!




彼にも、やはり家具塗装職人であった

今は亡き師匠がいます。


そんな師匠から受け継いだ技術と道具と共に

最近、魔法の手か!


そんな風に感じるほど想像的で

美しくバリエーション豊かな塗装ができるようになりました!!





そして、今回鼓路和ーKORONA-の太鼓には

胴体をカスタムデザイン入れていこうと思ってますが


そんなかっちょいいいデザインを起こしてくれるのが


平尾くん!


鼓路和ーKORONA-に入れる予定のカスタムデザイン



平尾君は、これまた高校の後輩なのですが


太鼓のデザインと、もうひとつ


自社の太鼓カバー製作をしてくれています!!





まだまだいきますよ~


太鼓の土台をしっかりと支えてくれる台








この台は、大工さんである工房TAMさんの

手によるモノ。



機能的で安定感ある台はまさに職人技!



つづいては、


太鼓を結ぶ調べ(ロープ)を作ってくださる


これまた地元の製鋼さん






そして、太鼓を叩くのに欠かすことできないバチを

作ってくださる服部木工さん





巴の塗りは

地元三河仏壇を手掛ける塗師職人さんにより

本漆で仕上げられます(^^♪






さて、もうすでに数えきれないほどの

職人さんが関わってくださってます(^^)/



今回の、この鼓路和ーKORONA-の

イメージで命名してくれました


太鼓打ちとしても書道家としても

大活躍の塚本さん!





たくさん書いていただいた中から


この書に決定!!




その理由は、


鼓路和ーKORONA-のエネルギー溢れる躍動感


そして、


なによりコレでした↓





みなさんも何かに見えませんか~??


そう、

私にはこれが大太鼓に立ち向かう「人」の姿にみえました(^^♪




こうして、


数々の人たちの手によって


たった一つの太鼓はこの世に生を授かるのです。





私達人間も同じですよね。



たった一人でこの世に生まれてきた人なんて

誰一人いないのです。



たくさんの人たちの


たくさんの人たちとのつながりがあって



今の私は私たちはあるのです。



私たちも原点をたどれば、

初代三浦彌市がいてくれたからこそ今がある。



どんな時も

こうしたことを忘れずに


日々感謝しながら過ごしたいですね(^^♪



今日もステキな一日を(^_-)-☆