2016年6月2日木曜日

じいちゃんが作った太鼓。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日は、豊田市は足助から

この地域特有の真鍮製の胴でできた

締太鼓、ちゃらぼこ太鼓の演奏などで使用する

通称:小〆(コジメ)の古い太鼓が持ち込まれました(^^)




見るからに、年季の入った皮ですが

これは、先々代である私のおじいちゃんが作った太鼓だと

いう事が分かりました(^^)/




状態を見てほしいということでお持ちいただきましたが、


見た目は、だいぶボロボロに見えますが

まだまだ十分現役として活躍できそうです(^^♪



おじいちゃんは、私が小学校1年生の時

病気で亡くなってしまったので


おじいちゃんの記憶はもちろん

残ってますが、


おじいちゃんが太鼓を作っている想い出は

残念ながら一切ありません。




それでも、こうして

おじいちゃんが残してくれた太鼓を見ることで


私はその“仕事”に対する想いを知ること、


感じることができるからとてもとてもうれしいです(^^)/






親父は、おじいちゃんは

常に病気がちではあったが、


太鼓作りに関してはとことん“丁寧”な仕事を

貫いていたとずっとずっと聞かされてきたので



その息吹をこうして

目の当たりにできることは本当に幸せです(^^♪



私からしたら、親父の仕事は

本当に丁寧で美しいと尊敬しますが、


親父からしたら、

じいちゃんの仕事にくらべたら

自分の仕事はまだまだ到底及ばないと


いつも口癖のように言っています。



仕事をとことん“丁寧”にしてきた

おじいちゃんの口癖は、まさに“仕事は丁寧に”


だったそうです。


その想いの裏には、


丁寧な仕事こそ、お客様に喜んでもらえるモノづくり

だという信念があったからだと親父から教えてもらいました。



“言葉”として、

私はおじいちゃんから直接受け取ることは

残念ながら叶いませんが、



“言葉”以上に

人の想いというのは伝えられる手段が

あるんだということを改めて感じましたね(^^♪





若かれし頃の

おじいちゃんと、親父の仕事風景の写真が

出てきました笑




なぜパンツ一丁なのか笑


そういえば、おじいちゃん

いつもパンツ一丁で仕事してたと

親父が言ってたな笑




この姿だけを世の中に出しては


おじいちゃんに申し訳ないので、


クールでかっこいい写真も

載せさせていただきます(^^♪




さて、今日も仕事は“丁寧に”


お客様に喜んでもらえる太鼓作り!がんばります(^_-)-☆