こんにちは、六代目彌市です(^-^)
先日、講演をさせていただきました
地元岡崎の南中学校の生徒さんから
感想文が届きました!
子供達から届いたたくさんの感想文
たくさんの子供達から、
それもとても丁寧な文字で
内容もびっしりと
書いていただき本当にうれしかったです(^-^)
その中で、感想として多かったのが
“伝統”とは昔からあるモノを
そのまま受け継ぐことだと思っていたけど
決してそればかりではない
ということを知りました!
という感想。
そんなみんなからの
感想を読ませていただきながら
私自身、改めて思ったことがあります。
それは、まさにみんなが言ってくれた通り、
“伝統”とは昔からある“モノ”を
そのまま受け継ぐことではないということ。
私が、日々の太鼓作りで一番大事にしていることは、
姿カタチを守ることでは
決してないのです。
姿カタチというのは
目に見える部分ですが、
本当に大切なこと、
守るべきことというのは
実は“目に見えない”
ところに宿っています。
とっても不思議なことのように感じますがね(^-^)
太鼓の場合は、その大切な“想い”が
時代を超えて“音”となり
私に教えてくれるんです。
残念ながら、
ご先祖さまに会って
直接太鼓作りにかける想いは
もちろん聞くことはできません。
でも、
初代が作った太鼓や、
何百年と受け継がれてきた
古い太鼓の“音”が
今の私に、これを大事にしなさいと
教えてくれるんですね(^-^)
そうやって考えると、
伝統っていうのは、
何度も言いますが
姿カタチではなく、
人の心、想いなのかもしれませんね。
耳や胸に響く音。想い、、、
心に響く音。想い、、、
心が動くその瞬間に、
人から人へ伝わる“想い”こそ
伝統なのかもしれません。
現代という時代は、
人と人とのつながり、
人と社会とのつながり方が軽薄な時代とも
言われています。
そういう時代だからこそ、
本当に大切なことは、
人の心から人の心へと
伝えられるということを
感じてもらえたら
本当に嬉しいです。
南中学校の皆さん
ありがとうございました!