こんにちは、六代目彌市です(^^)/
ここ1週間ほど毎日のように
テレビカメラに密着されながら仕事をしておりますが、
今回のスポットライトは
私ではなく、わが社の若き職人たちです(^^♪
番組名は、『明日への扉~日本の伝統・文化を継承する若者たち~』
というタイトルで、地上波ではなくCS放送なのですが
Youtube同時配信されるそうなので
また皆様にご案内もさせていただきます(^^♪
番組スタッフの方に、
この番組の趣旨は何ですか???
とたずねると、
日本の文化を継承する若き職人に
スポットをあて、次世代の若者たちにも興味を
持ってもらえること、
そして、
今後ざんねんながらなくなってしまうであろう
伝統産業を、失われる前に記録として
きちんと残すこと、、、、
だそうです。
番組の取材で実際に訪れた仕事の中で、
現在の職人の次の後継者はおらず、
行く末はなくなってしまう職業も
実際にあったそうです。
なぜ?
日本の伝統は受け継がることが
難しくなってしまったののでしょうか、、、、
最大の理由は、
その仕事を生業としたときに、
生活ができるだけの仕事量がなくなってしまった
ことが最大の理由だと思います。
実際、我々三浦太鼓店もそうでしたから。
親父やおじいちゃんの時代は
仕事がなく非常に厳しい時代で、
親父は平日サラリーマンをしながら
かろうじて土日の休みで仕事をつないでおりました。
太鼓屋だけで本業として
生計をがなりたたない。
親父は必然的に私達子供に
後を継いでくれと言わなかったですね。
言わなかったというより
言えなかったというのが現実です。
それでも、わずかではありますが
必要としてくれている人たちがいたおかげで
親父はなんとか土日の休みを利用しながら
お客様のために仕事をつないできました。
“伝統文化”はその受け継がれた
長い歴史からたくさんの“知恵”が重なりあったもの。
今日、明日でうまれたものではなく、
長い長い、歳月を越えてきたもの。
だから、誰もが
失ってはならない、すばらしい文化だということは
理解しています。
それでも、現実を見ると
“理想”だけでは生きていけない世界で
あることも事実です。
私は、自分の子供たちに
すばらしい仕事と分かっていながら
後を継げと言えない仕事ではなく、
たくさんのやりがいと“夢”を
与えられるような仕事にしていきたい!
本気でそう思ってます(^^♪
次の世代の若者に明日への扉、“希望の扉”を
渡せるように、がんばります!