こんにちは、六代目彌市です(^^)/
秋の長雨や台風、
湿度の多かった9月を過ぎて10月に入り
空気も乾いてきて秋らしいさわやかな陽気ですね(^^♪
湿り気がちだった太鼓の“音”も、
少しずつ良い張りが戻ってきました~♬
さて、今日はそんな“音”のお話。
“鳴らない”太鼓ってどうしたら良いでしょうか?
そんなご質問を、たまにされる方がいます( ;∀;)
さて、ではそんな鳴らない太鼓!
どうしたら鳴るようになると思いますか?
まず、太鼓の音が鳴らない“理由”は3つあります。
その理由を理解してもらう事が大切ですので
お伝えします(^^♪
1つ目、皮が疲れている。
太鼓の皮はご存知、牛や馬の皮を使います。
生き物である皮は、湿度や天候の影響
また長年叩き込まれていく中でだんだんと
皮が伸びていきます。
この状態を皮が“疲れている”と私たちは表現しますが、
どうでしょうか、
みなさんは疲れているときどうしたいですか?
疲れている時に、
周りから頑張れ!がんばれ!と強く言われたら
余計に疲れて、チカラなんてでないですよね~♬
太鼓も同じなのです。
疲れた太鼓には、がんばらせないことが大切です。
がんばらせずに、優しく接してあげれば
太鼓も優しく応えてくれます(^^♪
2つ目は、つながりが薄れている。
太鼓は胴と皮という、非常にシンプルな素材の
組み合わせで“音”が生まれるのですが、
この“胴”と“皮”が接する太鼓のふちの部分を
唄口(うたくち)と呼びます。
この字にもよくあらわされているように、
太鼓が上手にうたってくれる(鳴ってくれる)ために
とても大切な部分なのです。
人に例えるなら、恋人同士
男女の関係、夫婦関係みたいなもんです( ;∀;)
互いが上手に寄り添い合っていると、
自然と関係性は深まり、“響き合う”のです(^^♪
“つながり”が薄いな~と感じておられたら
手遅れになる前にご相談を笑
3つ目は、外国語を話している。
“音”というは言葉、コミュニケーションなのです♬
日本で作られた太鼓は、日本語を話し
外国で作られた太鼓は、外国語を話しているということです(^^)
よく、外国で作られた太鼓を購入された方が
鳴らない鳴らない( ;∀;)、そう言われますが
それは、鳴らないのではなくて
外国語を話しているから
日本人の私たちには中々言葉として
伝わってこないだけなのです(^^♪
言葉や文化の違いというのは、
なかなか理解しようと思っても
カンタンに理解できるものではないですよね。
よその国の文化を否定するのではなく、
受け入れてこそ、世界は平和につながっていくのかもです(^^♪
結論。
“鳴らない太鼓などない”
太鼓が鳴っていないのではなく、
その声(音)を聞いてあげられていないだけである。
秋祭り、本番!
太鼓も一年で一番活躍するシーズンを
全国各地で迎えています!
私たちも、今年新調させていただいた
太鼓の響きを確認するために!
四国中央土居町の秋祭りへ週末行ってきます(^^)/
それこそ、この地区の方々の
“音”へのこだわりはとても強いので、
作らせていただいた太鼓の音が気になりますが( ;∀;)
ワクワク、どきどきの1泊2日の旅の
レポートは帰り次第アップさせていただきます~(^^)/
今日も素敵な一日を(^_-)-☆