こんにちは、六代目彌市です(^^♪
今朝も1時間の早出出勤をして、
ジブリソング聞きながらブログ書いてます(^^
最近、あさのニュースも街中も
ハロウィーンばかりですね~!
みなさん楽しそうだけど、
どう乗っかたらいいのかわかりません( ;∀;)
現代に置いていかれないように
わたしなりのハロウィーン楽しんでます(笑)
さて、今日は「締太鼓」のお話~!!!
先日、あるお客さんから
六代目、教室で太鼓を習っているんだけど
締太鼓の大きさとか何丁??とか
どこにどんな違いがあるのわからず、
どう呼んだらいいのかもわからない、、、
そんなお悩みご相談を受けたので、
今日は、徹底検証!
すべての大きさの締太鼓を比較検証してみようという
お話なのです(^^♪
さっそく行ってみよう!GOGO~♬
まずはその呼び名から行きますかね!
締太鼓の呼び名は、
並附け、2丁掛け、3丁掛け、4丁掛け、5丁掛け
という大きく分けると5種類の規格があるのです。
何が違うかと言いますと、
かんたんに言うと、皮の厚みと胴の高さ
そして外側リングの太さの3点。
上から比較するとこんな感じです↓
さて、この写真を見ただけで
どれが並附けで、どれが2丁、3丁と分かる方は
よほどの太鼓通ですね( ;∀;)
左から2丁、中央上が4丁で、その下3丁
一番右が並附けの皮です(^^♪
上からみてもほとんど分からないでしょ?
重ねてみました↓
ほら、ほとんど重なってしまうほど
外径には大きな差がないのです。
ただし、厚みは違います!
こんな感じです↓ じゃじゃ~ん♪
下から4丁、3丁、2丁、並附けの順ですね(^^♪
こうするとはじめて、多少違いがある事が分かりますね!
では、今日は徹底検証ですから
その厚みが何ミリあるのかも測ってみようか!
こちら並附けの皮、約1.1㎝ですね
続いて、2丁は1.7㎝くらいかな♬
どんどん行きましょう!
こちらは3丁、2.2㎝! 並附けのちょうど倍の大きさになりました!
そして、最後は4丁 約2.7mmでした!
さぁ皮の違いはなんとなく分かっていただけた所で
次は、胴ですね!
はい!こちら↓
それぞれ高さが微妙に違うのわかりますか?
左から、
5寸約15㎝高
6寸約18㎝高
7寸約21㎝高
8寸約24㎝高
なのです~。
高さは違うんですが、実は口径はどのサイズも全く同じです!
だから重ねるとピタリとタワーになります(^^♪
ちなみに、胴の高さというのは
一番小さな並附けが5寸の胴を使い、
2丁が6寸、3丁が7寸、4丁5丁が8寸の胴を使います。
これはあくまで三浦太鼓店の規格なので
太鼓屋さんによって3丁でも6寸の胴で組んである
モノもありこの辺りがややこしいですがね( ;∀;)
さて、胴の違いもわかっていただけた所で
組み上げ完成した太鼓を見てみましょう!
これが、並附けです。
一般的に民謡やお祭りで使われることの多く
胴体はキレイに蒔絵などを施す場合があります。
こんな感じ↓
つづいて、2丁掛け
ロープで組んだりボルトで組んだりいろいろありますが、
こちらは麻のロープで組まれた2丁掛け締太鼓です。
つづいて、平輪のボルトで組まれた3丁掛けです~♬
胴も皮の厚みも増して、一回り大きく見えますね!
そして、最後4丁掛けです~♬
ターンパックルのボルトで組むとこんな感じに仕上がりました!
さて、
それぞれの違いご理解いただけましたか~(^^♪
大きさや厚みが違えば、当然“音”も変わっていきます。
皮の厚みが厚くなるにつれて、
音の厚みが増すという感じです。
単純に音が高い低いという事ではなく、
音色が微妙に変わっていきますね(^^♪
ご覧いただいてお分かりのように、
一般的な太鼓であれば大きな太鼓は大太鼓、
小さな太鼓は小太鼓という感じで
大きさそのものが圧倒的に違うので
分かりやすいんですが、
締太鼓って、違うといっても
微妙な違いなので、わたしたち太鼓屋でも
パッと見サイズを見間違えることあるんですよね~
太鼓屋によっても、
若干仕様が違う事もありますし!
よって、
今回は、締太鼓の違いがこれほどわずかな違いである!
と、いうことをご理解いただければ
幸いです(^^♪
また、これから
いろんな太鼓のご紹介もしていきますので~
おたのしみに(^^)/
今日も素敵な一日を(^_-)-☆