こんにちは、六代目彌市です(^^)/
当店にたまたま同じ時期に、
同じようなサイズの、同じような古い太鼓が修理で入ってきました。
いずれも100年をこえる太鼓ですが、
ひび割れや、状態は正直どちらもあまり良くないですが、
それでもなんとかまた新たな息吹を吹き込んで
活きた音を奏でられるよう再生してあげたいな~と思います。
古い太鼓は宝の山です^^;
いつもいろんな事を教え、伝えてくれる
私にとって師匠みたいなもんです。
物言わぬ、言葉は語りませんが、
その大きな存在感でいろんなことを教えてくれます。
言葉じゃなくて、背中で語る親父のような存在でしょうか^^;
さて、そんな今回も宝の山の太鼓さんなのですが!
実は、今回の太鼓さん
本当にお宝が眠ってたんです!!!笑
皮をはずしてみると、
胴のなかにいくつか、このような鉄の薄い板が
貼り付けてありました。
太鼓の修理方法として、
割れた部位の補修などで、よくこのような方法で
補強されることがあるので
今回の胴も、割れ予防か、補強してあるのかと思ったのですが
どうみても、割れの補強には見えないのです。。。。
なんの意味があって、わざわざ
この鉄板が貼られているのかが解明できずでしたが、
ま、ひとまず余分なものは
外してみないと、ということで取ってみる事に。
べりべりっとこんな感じ^^;
はい、!とれました!
すると、なんと
この鉄板の中からこんなモノが現れたんです!!!!!!!
分かります~?
はい!五銭硬貨です(^^)
なぜ、こんなところに
お金が挟まれていたのか、
なぜ、それも五銭なのか??
なぞは深まるばかりですが^^;
まさにお宝の登場にテンションあがりました(^^)/
はじめて見ましたよ五銭硬貨。
現在の1円玉と比べてみましたが、
1円より一回り小さいです。
太鼓の中からお金が出て来るとは
思いもよらず驚きましたが、
やっぱり古い太鼓はいろんな事を運んできてくれる
宝の山なんだな~と^^;
なんとか、キレイにまた
多くの方々に幸せの活きた音届けられる太鼓に
再生して上げたいと思います!