2015年11月9日月曜日

湿度が多いと皮が伸びる理由。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


雨の月曜日ですね~

週末からの雨で、今日は少し
湿度も高くジメジメしています^^;



こんな日でも、もちろん太鼓作りを
するのですが、


湿度が多いと、乾燥期よりも
皮が伸びやすいために

太鼓作りも神経を使います。



では、どうして湿度が多いと皮って伸びるのでしょうか?


ご存知ですか?



実は、皮以外にも私たちの身近なもので

湿度の影響を受けて伸びるモノってたくさんあるんですよ!



例えば、


服や、髪の毛、紙、私たち人間の皮膚などなど・・・


人間の皮膚だって同じ皮ですからね!当然です^^;



その他まだまだきっと、私たちの身近なもので

湿度の影響を受けるモノってたくさんありますよね。



髪の伸びる人形なんかがよく
怖~いテレビ番組なんかで取り上げられることありますが(>_<)


あれも、長い年月の湿度の影響ではないかという
話しも聞いたことがあります^^;



では、なぜ湿度が多いと皮も伸びるのか?


ということですが、


湿度が多いという事は、空気中に水分がたくさんある状態です。



極端ですが、雨の中で太鼓を叩くと
水分を吸って伸び伸びになっちゃうじゃないですか~


そこまで濡れるわけじゃないですが、
それに近い状態が起きているという事になります。


だから、気を付けないといけないのは


湿度が多い日は、皮そのものも水分を吸って柔らかく
伸びやすくなっているので強く締めても、天気の良い日よりは
音が低く感じます。


よくお祭りの準備なんかで、
午前中雨で天気が悪い中準備して

音が上がらないからと言って、しっかり締め上げて、


いざ本番になったら天気が回復し
逆に直射日光なんかを浴びてしまうと


今度は極端に皮が乾いてきますから
締めすぎ状態になってしまってやぶれちゃう・・・・


なんて事も実際に起こったりします。



湿度の多い場所や、湿度の多い日なんかは

しっかり締めないと音が上がりにくいですが、


いくら締めても天候の影響は
受けますから、強いテンションで皮にいつも以上に

負担がかかってしまっている事があるのです。



そういう時は、
あまり負担をかけすぎないくらいのが良いかと思います。


天気がよくなれば、皮も乾いて
張りの良い音になりますからね。


締太鼓や、桶太鼓などの
ロープやボルトで調整できる太鼓は


湿度を多く含んでしまったと思ったら
使った後はしっかり緩めてあげて

陰干ししてあげると
また良い状態で使えるようになります^^;



太鼓の皮は丈夫ですから、
そんなに簡単に破れはしませんが


ながくいい状態で使っていただくことが
何よりですからね(^^)/


イベントシーズン、

外での演奏も増えるこの季節



天気ばかりはどうしようもありませんが、
上手にお付き合いできたらいいですね(^^)/