こんにちは、六代目彌市です(^^♪
雨の月曜日ですね~
週末からの雨で、今日は少し
湿度も高くジメジメしています^^;
こんな日でも、もちろん太鼓作りを
するのですが、
湿度が多いと、乾燥期よりも
皮が伸びやすいために
太鼓作りも神経を使います。
では、どうして湿度が多いと皮って伸びるのでしょうか?
ご存知ですか?
実は、皮以外にも私たちの身近なもので
湿度の影響を受けて伸びるモノってたくさんあるんですよ!
例えば、
服や、髪の毛、紙、私たち人間の皮膚などなど・・・
人間の皮膚だって同じ皮ですからね!当然です^^;
その他まだまだきっと、私たちの身近なもので
湿度の影響を受けるモノってたくさんありますよね。
髪の伸びる人形なんかがよく
怖~いテレビ番組なんかで取り上げられることありますが(>_<)
あれも、長い年月の湿度の影響ではないかという
話しも聞いたことがあります^^;
では、なぜ湿度が多いと皮も伸びるのか?
ということですが、
湿度が多いという事は、空気中に水分がたくさんある状態です。
極端ですが、雨の中で太鼓を叩くと
水分を吸って伸び伸びになっちゃうじゃないですか~
そこまで濡れるわけじゃないですが、
それに近い状態が起きているという事になります。
だから、気を付けないといけないのは
湿度が多い日は、皮そのものも水分を吸って柔らかく
伸びやすくなっているので強く締めても、天気の良い日よりは
音が低く感じます。
よくお祭りの準備なんかで、
午前中雨で天気が悪い中準備して
音が上がらないからと言って、しっかり締め上げて、
いざ本番になったら天気が回復し
逆に直射日光なんかを浴びてしまうと
今度は極端に皮が乾いてきますから
締めすぎ状態になってしまってやぶれちゃう・・・・
なんて事も実際に起こったりします。
湿度の多い場所や、湿度の多い日なんかは
しっかり締めないと音が上がりにくいですが、
いくら締めても天候の影響は
受けますから、強いテンションで皮にいつも以上に
負担がかかってしまっている事があるのです。
そういう時は、
あまり負担をかけすぎないくらいのが良いかと思います。
天気がよくなれば、皮も乾いて
張りの良い音になりますからね。
締太鼓や、桶太鼓などの
ロープやボルトで調整できる太鼓は
湿度を多く含んでしまったと思ったら
使った後はしっかり緩めてあげて
陰干ししてあげると
また良い状態で使えるようになります^^;
太鼓の皮は丈夫ですから、
そんなに簡単に破れはしませんが
ながくいい状態で使っていただくことが
何よりですからね(^^)/
イベントシーズン、
外での演奏も増えるこの季節
天気ばかりはどうしようもありませんが、
上手にお付き合いできたらいいですね(^^)/