こんにちは、六代目彌市です(^^)/
昨晩は春の嵐のようなすごい風と雨でしたね~( ;∀;)
さすがに、雨と風の音で夜中に目が覚めちゃいました~
みなさんのところ大丈夫でしたか???
さて、日ごとに春の陽気も高まり
桜の開花宣言なんて声も聞こえる季節になってきましたね~!!
桶づくりもここまでは非常に順調で、
あれよあれよという間にここ2か月で
・1尺6寸×1
・2尺6寸打二六-DANJIRO-を2台→うち1台は大破( ;∀;)
・2尺6寸平担ぎ×1
・三六-SABUROKU-×2
大小合わせて6台の製作が順調に進んでます。
まだ実際に塗装までカタチにできたのが1尺6寸の担ぎ桶のみですが、
これから徐々にカタチになっていくのが楽しみです(^^♪
そして、製作技術を高め修行を重ねながら同時進行しているのが
素材となる材料の調達!
やはり、秋田杉にどうしても惚れ込んでる私は( ;∀;)
秋田県の材木屋を直接探し当て、
サンプルの杉材柾目板を早速入手してみました!!
美しい色と木目の秋田杉
一目見て!
あぁやっぱり美しい!
そんな印象の秋田杉(^^♪
寒冷地での木というのは、成長、発育が遅いのですが、
逆にじっくり育つがゆえに、目がしっかりと詰まって良い木材になる
そう言われてます。
ただ、木材というのは
どうしても“乾燥”させる時間が必要なんですよ~( ;∀;)
原木から自分が欲しいと思った板に引いてもらってから
くり抜き胴ほどの時間はかかりませんが
それでも半年から1年の時間がかかります。
ちなみに、みなさん木材の“乾燥”ってどうやってやるか?
ご存知でしょうか
私たちも板に引いた木材を使うのは初めてで、
どうやって乾燥させるか知らなかったのですが
普通、早く乾かそうと思ったら
今朝のような雨に合わないようどこか家の中だったり
屋根のあるところで乾かしますよね。
でも、板に引いた木材は違います。
逆に雨にあてることで、
木材の芯のなかに浸透している水分を乾く過程で
一緒に引っ張り出してくれるから
早く乾くらしいのです( ;∀;)
乾燥→雨
普通に考えたら真逆ですよね~
わざわざ、あっ!
雨が降ってきた!
ベランダに選択干さなきゃ!
なんていう人いませんよね( ;∀;)
長い歳月をかけて乾燥させる木材、
芯の奥深くまで浸透している水分を引き出すためには
表面的な乾燥ではなく、こういった逆の発想が
乾燥の手助けになるということです。
不思議なモノですね~(^^
便利な時代ですから木材にも洗濯物のような
大きな乾燥機、いわゆる人工乾燥という方法もあります。
ただし、木材の場合は強制的に乾燥させることは
かならずしも良い結果にならないことが多いです。
だから、時間がかかっても
じっくりと自然に乾燥させることが必要不可欠です。
強制的に乾燥させて、その時はよくても
あとから“ひずみ”となってくる。
私たちは時に望む“結果”がすぐに欲しいあまり
人間の勝手な都合で“自然”の法則に反することをやってしまうこと
そんな人間の勝手な都合で自然をあざむくことなんて
できっこないんですね~。
望む“結果”を手に入れるためには“時間”がかかるということ。
焦らずじっくりと、
時に雨にあたることも恐れず!
ですね(^^♪
今日も素敵な一日を(^_-)-☆