2016年3月19日土曜日

望む“結果”を手に入れる為に・・・

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨晩は春の嵐のようなすごい風と雨でしたね~( ;∀;)

さすがに、雨と風の音で夜中に目が覚めちゃいました~


みなさんのところ大丈夫でしたか???


さて、日ごとに春の陽気も高まり
桜の開花宣言なんて声も聞こえる季節になってきましたね~!!


桶づくりもここまでは非常に順調で、

あれよあれよという間にここ2か月で


・1尺6寸×1

・2尺6寸打二六-DANJIRO-を2台→うち1台は大破( ;∀;)

・2尺6寸平担ぎ×1

・三六-SABUROKU-×2


大小合わせて6台の製作が順調に進んでます。

まだ実際に塗装までカタチにできたのが1尺6寸の担ぎ桶のみですが、


これから徐々にカタチになっていくのが楽しみです(^^♪





そして、製作技術を高め修行を重ねながら同時進行しているのが

素材となる材料の調達!


やはり、秋田杉にどうしても惚れ込んでる私は( ;∀;)


秋田県の材木屋を直接探し当て、

サンプルの杉材柾目板を早速入手してみました!!


美しい色と木目の秋田杉



一目見て!


あぁやっぱり美しい!


そんな印象の秋田杉(^^♪



寒冷地での木というのは、成長、発育が遅いのですが、

逆にじっくり育つがゆえに、目がしっかりと詰まって良い木材になる


そう言われてます。



ただ、木材というのは

どうしても“乾燥”させる時間が必要なんですよ~( ;∀;)



原木から自分が欲しいと思った板に引いてもらってから


くり抜き胴ほどの時間はかかりませんが


それでも半年から1年の時間がかかります。




ちなみに、みなさん木材の“乾燥”ってどうやってやるか?


ご存知でしょうか



私たちも板に引いた木材を使うのは初めてで、

どうやって乾燥させるか知らなかったのですが



普通、早く乾かそうと思ったら

今朝のような雨に合わないようどこか家の中だったり

屋根のあるところで乾かしますよね。



でも、板に引いた木材は違います。


逆に雨にあてることで、

木材の芯のなかに浸透している水分を乾く過程で

一緒に引っ張り出してくれるから


早く乾くらしいのです( ;∀;)



乾燥→雨


普通に考えたら真逆ですよね~


わざわざ、あっ!


雨が降ってきた!


ベランダに選択干さなきゃ!


なんていう人いませんよね( ;∀;)




長い歳月をかけて乾燥させる木材、

芯の奥深くまで浸透している水分を引き出すためには



表面的な乾燥ではなく、こういった逆の発想が

乾燥の手助けになるということです。




不思議なモノですね~(^^




便利な時代ですから木材にも洗濯物のような

大きな乾燥機、いわゆる人工乾燥という方法もあります。



ただし、木材の場合は強制的に乾燥させることは

かならずしも良い結果にならないことが多いです。



だから、時間がかかっても

じっくりと自然に乾燥させることが必要不可欠です。



強制的に乾燥させて、その時はよくても

あとから“ひずみ”となってくる。



私たちは時に望む“結果”がすぐに欲しいあまり


人間の勝手な都合で“自然”の法則に反することをやってしまうこと


そんな人間の勝手な都合で自然をあざむくことなんて

できっこないんですね~。



望む“結果”を手に入れるためには“時間”がかかるということ。



焦らずじっくりと、


時に雨にあたることも恐れず!


ですね(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆