2016年3月31日木曜日

素材探しの旅路へ滋賀京都。

こんにちは、六代目彌市です(^-^)

今日は、桶胴作りに欠かすことのできない
“竹”素材を求め、滋賀&京都まで旅に出ておりました(^O^)/

胴の加工の方はここまで順調なのですが、
桶にはやはり欠かすことのできない、“竹たが”。

全国探せば、絶対に竹用の良い素材を
提供してくださる業者さんがあるはず!

そう思い、インターネット検索し、
片っ端から電話。

それが、滋賀県と京都にあったので
直接訪ねてまいりました(^-^)


今まで、竹はバチで使うくらいはありましたが、

私たちが作る太鼓には、素材として
扱うことが全くなかったので、ほとんど無知な状態(⌒-⌒; )

とにかく、今疑問に思っていること、
わからないことを素直にぶつけさせてもらったのですが、

いずれの竹屋さんも
突然の連絡にもかかわらず、

大変丁寧に対応いただき感謝感激なのです(T ^ T)



こんなサイズでこんな幅、

こんな厚みの竹が欲しいのですが
できますか?と伝えると、

それならこれくらいの
サイズの竹がちょうどいいと思うよと
教えていただきました>>>



思ったより、細い竹なんですね〜と
言うと、

今度は、ちょっと割ってみようか?
と、

すぐその場でササーーッと
竹を細く裂いてくださいました(^-^)



さすが、竹職人さんですね〜!

あっという間に上手に竹を裂いてくださいました。

また、道中に
先日別の方から紹介いただいた京都の桶屋近藤さんにも
立ち寄り、こちらでも桶作りに関して
とても貴重な情報、知恵を色々と教えていただきました!



桶屋近藤さんは、
私たちが今作っているような
大きな桶ではなく、

ぐい飲みサイズの小さな桶を
得意とされ、大変細く丁寧で繊細なお仕事をされていました!

それでも小さいとはいえ、
桶は桶!

作り方は全く同じなんですね(^-^)






小さくなれば、
それだけ技術も感覚も繊細さが要求され、

その美しさに惚れ惚れするばかり・・・

今の桶職人さんもそうなんですよね。

本当に驚くほど美しい。

一体どうやって仕上げているんだろう?
と、やればやるほどその奥深さに魅了されますが、


ただ唯一、私が幸せなのは

いずれも、お手本、見本がそこに存在しているということ。


できるかどうかも、形になるかどうかも
わからないものを生み出そうとしているわけでは決してなくって、

目の前にすでにある
憧れの存在をお手本に、

それに少しでも近づけられるような
技術だったり、道具だったり、素材を追求すればいいということ。

素材集めにも、技術にも、もちろん経験を積み重ねるだけの
“時間”は絶対に必要なんですが、

その先が見えなかったら、私だって
今のような時間を費やす勇気はきっと生まれないですね(⌒-⌒; )

“伝統の灯”は積み重ねられた歴史と時間。

みんなかっこいいなぁ〜ε-(´∀`; )

憧れるばかりじゃなくって、
私もそんな一部になれるように

頑張りたいーー。

明日から年度変わりの4月ですね〜

また気持ち新たに頑張ります!