こんにちは、六代目彌市です(^-^)
今日は、桶胴作りに欠かすことのできない
“竹”素材を求め、滋賀&京都まで旅に出ておりました(^O^)/
胴の加工の方はここまで順調なのですが、
桶にはやはり欠かすことのできない、“竹たが”。
全国探せば、絶対に竹用の良い素材を
提供してくださる業者さんがあるはず!
そう思い、インターネット検索し、
片っ端から電話。
それが、滋賀県と京都にあったので
直接訪ねてまいりました(^-^)
今まで、竹はバチで使うくらいはありましたが、
私たちが作る太鼓には、素材として
扱うことが全くなかったので、ほとんど無知な状態(⌒-⌒; )
とにかく、今疑問に思っていること、
わからないことを素直にぶつけさせてもらったのですが、
いずれの竹屋さんも
突然の連絡にもかかわらず、
大変丁寧に対応いただき感謝感激なのです(T ^ T)
こんなサイズでこんな幅、
こんな厚みの竹が欲しいのですが
できますか?と伝えると、
それならこれくらいの
サイズの竹がちょうどいいと思うよと
教えていただきました>>>
思ったより、細い竹なんですね〜と
言うと、
今度は、ちょっと割ってみようか?
と、
すぐその場でササーーッと
竹を細く裂いてくださいました(^-^)
さすが、竹職人さんですね〜!
あっという間に上手に竹を裂いてくださいました。
また、道中に
先日別の方から紹介いただいた京都の桶屋近藤さんにも
立ち寄り、こちらでも桶作りに関して
とても貴重な情報、知恵を色々と教えていただきました!
桶屋近藤さんは、
私たちが今作っているような
大きな桶ではなく、
ぐい飲みサイズの小さな桶を
得意とされ、大変細く丁寧で繊細なお仕事をされていました!
それでも小さいとはいえ、
桶は桶!
作り方は全く同じなんですね(^-^)
小さくなれば、
それだけ技術も感覚も繊細さが要求され、
その美しさに惚れ惚れするばかり・・・
今の桶職人さんもそうなんですよね。
本当に驚くほど美しい。
一体どうやって仕上げているんだろう?
と、やればやるほどその奥深さに魅了されますが、
ただ唯一、私が幸せなのは
いずれも、お手本、見本がそこに存在しているということ。
できるかどうかも、形になるかどうかも
わからないものを生み出そうとしているわけでは決してなくって、
目の前にすでにある
憧れの存在をお手本に、
それに少しでも近づけられるような
技術だったり、道具だったり、素材を追求すればいいということ。
素材集めにも、技術にも、もちろん経験を積み重ねるだけの
“時間”は絶対に必要なんですが、
その先が見えなかったら、私だって
今のような時間を費やす勇気はきっと生まれないですね(⌒-⌒; )
“伝統の灯”は積み重ねられた歴史と時間。
みんなかっこいいなぁ〜ε-(´∀`; )
憧れるばかりじゃなくって、
私もそんな一部になれるように
頑張りたいーー。
明日から年度変わりの4月ですね〜
また気持ち新たに頑張ります!