2016年3月20日日曜日

太鼓は古いイメージ!?と外国人に言われたら( ;∀;)

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日は、地元岡崎在住の外国人の方々を支援する
VIVAおかざきさん主催イベントに零~ZERO~演奏出演してきました(^^♪





VIVAおかざきとは、


2010年に設立され、岡崎に暮らす外国人と日本人が

助け合いながら暮らせる社会を目指して活動してくださっている

素晴らしい団体なのです(^^♪



世界と岡崎の懸け橋ですね!


今やここ岡崎にも世界各国、なんと65ヵ国もの外国人の方々が
約1万2千人も住んで見えるそうです(^^)/



そんなイベントを盛り上げるべく、

日本代表!?


として、日本の文化和太鼓の音を届けるべく演奏させてもらいました(^^♪





昨日のイベントにもそんな外国人の方々がたくさんご来場されてましたが、


演奏が終わってから一人の若い外国人女性が

通訳の方を引き連れて私のところへ近づいてきてこう質問されました。



私はイスラエルから日本に来ています。


日本の和太鼓は“古い”イメージがありました!

でも、みなさんの演奏は全然イメージが違ってとても楽しかったです♬


太鼓の文化についてお話が聞きたい・・・・


と、、、、、、



こんな質問をされちょっと驚きましたね( ;∀;)




だって、日本人の方にこういう質問をされることは

たま~にありますが、



まさか、


イスラエルから来られている外国人の方に、


“太鼓は古いイメージ”



そんな印象が根付いている!?ことに驚きました( ;∀;)




いわゆる古いイメージと言っているこの女性の太鼓とは、


“伝統芸能”ですね。




言葉で伝えるに“古い”と表現されてしまいガチですが、


“伝統芸能”=古いのではなく、


“伝統芸能”というのは、新しさや古さを求めるものではなく、


伝える“本質”や伝える“先”が昔から決まっているモノです。



伝統芸能は神仏や自然に対する感謝そのものを“音”にのせて
伝えることが主で、



一方、現代の創作系と言われる和太鼓は

“神仏”や“自然”に向けてではなく


→目の前にいる“人” 観客に向けての演奏が主ですね。



同じ和太鼓を使ってはいますが、


現代の楽器として捉える、いわゆる創作系和太鼓とは

そもそも“目的”そのものが全く違うということです。



目の前の観客を喜ばせるための演奏が伝統芸能ではないので、


外国人の方にも“太鼓”=古いイメージ


そんな印象を与えるのでしょうかね~( ;∀;)



クールジャパンと世界中から注目を浴びる一方で、


やはりCOOLであると海外の方に感じてもらうには


“伝統”の本質はブレることなく

“現代”や“世界”のニーズに合った“変化”も必要なのかも知れません。


以前、日本の南部鉄器がフランスで人気という番組をみました。






それこそ、この鉄器のイメージは外国人の方に

受けそうな印象はないですよね~


では、なぜフランスで受けたのか

理由はこちらです>>>






フランスのおしゃれなキッチンに合うように、

西洋の文化に合うパステルカラーに革新されたからです(^^♪



南部鉄器は南部鉄器である“本質”が決してブレてしまった訳ではなく、


“伝統”、“本質”はきちんと守りながら、


多様化するニーズに変化したんですね~。



変われるモノと変わってはならないモノ。



“本質”を知るということはとても大切なこと。



そして、“本質”を知るからこそ


大胆な“変化”ができる。



私たちも“伝統”はしっかり守りながら

多様化する時代やニーズにこたえる、



そんな太鼓やパフォーマンスを届けていきたい、、


そう思っています(^_-)-☆